高血圧の薬について
2017年04月05日 10時29分
薬を使う前に※薬は自分で撮影したイメージです。
生活習慣の改善を指導されます。(生活習慣参照)
それで3ヶ月たっても改選されない場合に薬が処方されることがあります。
○薬での血圧を下げるしくみは血液の量が多いと血圧が上がるので血液の量を
減らす方法と、血管を広げて血圧を下げる方法があります。
血液の量を減らすのは主に利尿薬が使われます。
⇒これには腎臓に負担がかかったり尿酸値の上昇や糖・脂質代謝の悪化
カリウム値の影響が見られますが昔から使われている薬です。
血管を広げる薬
⇒カルシウム拮抗薬
血圧を下げる効果が大きい薬を言われていますが
ほてり、むくみ、動悸が現れることがあります。
1日一回の薬がオススメで特にシルニジピンは狭心症にも効くし腎臓の血流量
を増やし腎臓保護作用があるため良いと思います。
⇒ARB
血管を収縮させるホルモンを受容体(ホルモンが受容体とくっついて効果がでる)
を遮断し血圧を下げます。特に高尿酸結症がある人はロサルタンという薬がオススメ
です。
⇒ACE阻害薬
働きはARBと同じです。カリウム値が上がることや空せき(たんのからまない咳)
などがあります。特にエナラプリルは腎臓を保護や心臓を保護してくれる作用
さらに誤嚥性肺炎(食べ物が間違えて肺に入って肺炎になる事)の予防にもなります。
○どの薬が良いのか?
⇒その人のほかに持っている病気や体質によって違います。
よく効きすぎて血圧が下がりすぎてもダメなので注意が必要です。
○高血圧の薬を3種類くらい服薬しているが大丈夫か?
⇒高血圧の薬は1種類の薬を増やすのではなく複数の種類のほうが
効き目が大きいのです。しかし3種類は多いのでDrや薬剤師と相談して
2種類にしてもらうのがオススメです。
○病院で血圧の目標値を低く言われたのですが?
⇒目標は前のページでも書いていますが
病院140mmHg/90mmHg 家庭140mmHg/90mmHg
です。ただし以前脳梗塞で倒れたなど他の要因があれば目標値が
変わることがあります。
○血圧の薬は飲み続けないといけないと聞いたのですが?
⇒基本的に高血圧の薬は続けたほうが様々な病気の予防につながります。
どうしても続けたくないときは生活習慣を改善して薬を服薬しても
血圧が低くなってしまい薬を飲まなくても良いと医師が判断した
時になります。